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私は父母が本当に嫌いでした。

小さいころの記憶といえば、
家でビールに溺れる父親、
そのことで父親をなじる母。

そしてその怒りをお姉さんや私にぶつけ、
お姉さんはその怒りを私にぶつけていました。

家には居場所がない…
子供の時の私は
そう考えるしかありませんでした。

以前、実家に帰った時に
小学生の時に作った壁掛けがあったはずなので、
母に見せてほしいと頼むと、
「捨てた」と言いました。

私は当然のように聞きました。
「なんで捨てるねん、小学生のとき作った作品で唯一残ってるやつやん」

母は言いました。
「あの壁掛け吐き気するくらいキライやねん。
灰色とかなんともいわれへん色ばっかりやから」

その通りです。
私がみても30秒が限界なのですから…
小学生の持つ明るさなどまったくなく、
絶望という言葉がふさわしいような色だけでした。

そして中学、高校と
表面的には普通の子供でしたが
内面的にはどんどんゆがんでいきました。

変わることのない父親と母、お姉さんとの確執。
その時の私の望みはただひとつ、
「楽に死にたい」

何度も首をくくる練習もしました。
包丁をウエストにあてたりもしました。
このまま目が覚めなかったらいいのに…と
日々のように思っていました。

そしてある時、私は決めました。
「こいつらは赤の他人や」と。

そして私は一度だけ父母に言ったことがあります。
「こんなゆがんだ性格にしたのはあんたらのせいや、謝ってほしい」と。
父母は頭を下げました。

でも、そんな私でも
今は少しづつ父親も母もお姉さんも
許せていっています。

お姉さんに子供が産まれ
実家で子供たちと遊ぶようになった時に、
お姉さんから
「ありがとう」と感謝をされたことで
私の中で何かがかわりはじめたんです。

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