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最近は、
パパもお母さんも外で働く、
いわゆる共稼ぎの家庭って全然珍しくありませんが…

わしが娘の頃は、
パパが外へ働きに出て、お母さんは家にいるという家庭が
多かったんですよね。
わしの家もそういう家庭でした。

とは言っても
我が家は裕福な家庭ではありませんでしたから、
お母さんは家で一生懸命内職に励んで、
家計の足しにしていました。

このころから、
世間で「鍵っ子」と言う言葉が
よく使われるようになってきたようです。

お母さんも外へ働きに出る家庭が
増え始めてきていたんですね。

そのため、
家の鍵を持ち歩かなくてはならない
娘が多くなり始めていました。
このような娘が「鍵っ子」と呼ばれていたんです。

わしが通っていたクラスにも、
鍵っ子が何人かいました。

今は週休二日が当たり前で、
土曜日も日曜日も学校はお休みですが…

当時土曜日は、小学校は休みではなく、
午前中だけ授業があったんですよ!

しかし、給食はありませんでした。
当然ながら鍵っ子は、
昼食をどうにかして確保しなくてはなりませんでした。

多くの鍵っ子がどのようにしてこの問題を解決していたかは、
わしは知りません。

わしのお母さんは、そんな鍵っ子である友人を
家に連れて来るように言いました。

わしは、お母さんの言うとおりに、
土曜日には鍵っ子を連れて家へ帰りました。

お母さんは、
友人の分の昼食も用意してくれていました。
わしと鍵っ子である友達は、仲良く同じ昼ごはんを食べました。

昼ごはんを食べ終えると…
わしと友人は、
友人のお母さんが帰ってくるまで
思う存分遊べたのでした。

わしは、そんな土曜日の午後が
たまらなく好きでした。






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